対象者
キッズサッカー(U-7からU-11の年代)でチームを指導しており、まだ指導資格を持っていないすべての方が対象です。つまり、大多数の指導者の方々が該当します。
専門知識やプレー経験、ライセンスの有無は一切問いません。講習後にさらにステップアップしたい方は、ライセンス取得への道を進み、C級ライセンスを目指すことができます。
背景:キッズサッカー改革
この証明書は、DFBが各地域協会と協力して導入した「キッズサッカー改革」の一環です。主なポイントは以下の通りです。
- 少人数制のゲーム形式:大人数のチームではなく、1チーム2〜5人で行うFunino(フニーニョ)などの形式を採用します。
- ボールタッチ回数の増加:待ち時間を減らし、子ども一人ひとりがボールに触れる機会を増やします。
- 順位表の廃止:キッズサッカーでは順位表をなくし、試合結果よりも成長を優先します。
この改革により、キッズコーチに求められるスキルも変化しました。4つの小さなピッチを使う形式が推奨されているにもかかわらず、1つのボールでチーム全体を指導し続けるには無理があります。新たな環境に合った指導ノウハウが必要であり、この証明書講習でそれを学ぶことができます。詳細はフェスティバル形式と大会形式の記事をご覧ください。
学べる内容
講習の内容は、キッズサッカーの現場で実際に直面する課題に基づいています。
子どもの理解。6歳から10歳までの子どもが発達段階に応じて「できること」「できないこと」を理解します。基礎知識は年代に応じたキッズトレーニングをご覧ください。
ゲーム形式の組織化。スモールフィールド、多くのボールタッチ、短い待ち時間。16人の子どもたちを混乱なく効率的に指導する方法を学びます。
コーチングの姿勢。過剰な指示を控えて自由にプレーさせ、命令ではなく質問をし、失敗を温かく見守ります。詳しくは子どもに自由にプレーさせるをご覧ください。
新しいゲーム形式。Funinoやその関連フォーマット、ピッチの設営・撤収、フェスティバルの運営方法について学びます。
保護者への対応。保護者の期待値を整理し、勝敗へのプレッシャーに適切に対処します。詳細は育成年代における保護者との関わりをご覧ください。
講習の流れ
受講者の負担を抑えた設計となっており、一般的に以下の要素を組み合わせて実施されます。
- オンライン講習:ご都合の良い時間に自分のペースで学習できます。
- 実技講習:ピッチ上で行われ、通常は半日または週末の1日のみです。
- 自チームでの実践:モジュール講習の合間に自分のチームの練習で試します。
従来の形式のような試験はありません。モジュールをすべて修了すれば、証明書が発行されます。
重要:講習の名称、構成、時間数、受講料は地域協会によって異なります。別の名称で呼ばれていたり、同等の内容の独自講習が用意されていたりする場合があります。最新の情報は所属する地域協会の案内をご確認ください。
証明書か、それともC級ライセンスか?
どちらにもそれぞれの役割があります。
キッズコーチ証明書は、指導を始めたばかりの方、今後長く続けるか決まっていない方、時間に制限がある方に適しています。負担が少なく、毎日の指導ですぐに役立ちます。
C級ライセンスは、今後も指導を続けることが決まっている方や、ジュニアユース・ユース・大人チームも指導したい方に適しています。上位ライセンスを目指すための基礎となります。
一般的な流れとしては、まず証明書を取得し、1〜2年の現場経験を積んだ後にC級ライセンスへ進むのがおすすめです。
証明書に含まれないもの
この証明書は指導者ライセンスではありません。B級ライセンス受講要件を満たすものではなく、C級ライセンスの代わりにはなりません。また、上位カテゴリーの公式ライセンスとしては認められません。
育成アカデミー(NLZ)などで指導したい場合はライセンス取得コースが必要です。地域のクラブでU-9チームを指導するだけであれば、そこまでは必要ありません。
FAQ:キッズコーチ証明書に関するよくある質問
まとめ
- キッズコーチ証明書は、資格なしでキッズサッカーの指導を始めたすべての方向けのハードルの低い入門コースです。
- 少人数制ゲーム、豊富なボールタッチ、順位表の廃止といったキッズサッカー改革の一環となっています。
- 学べる内容:子どもの理解、ゲーム形式の組織化、コーチングの姿勢、保護者対応。
- ライセンスではなく、C級ライセンスの代わりにもなりません。
- 講習の具体的な構成や費用は各地域協会が規定します。
Coach OSは、待ち時間を減らし少人数制を取り入れた、年代や人数に最適なキッズサッカーのトレーニングプランを作成します。Coach OSが提案し、指導者が決める。常にそれが基本です。